(前書き) 
 ぼけ〜っと街行く人を眺めていると、ミニスカートにブーツの若い女性が多い。去年の春の「猫も杓子もボヘミアン」状態に比べると見劣りするが、スカートとブーツは組み合わせ多そうで、長く続く予感。久々のビッグトレンド。ファション業界の端っこで給料もらってる身には、ちょとうれしや。

(本題)
「見仏記」 いとうせいこう・みうらじゅん 角川文庫 

 親本は10年前に出ている。あ〜、もう少し早くこの本に出会っていたら・・・。けっこう寺社関係は好きなのだが、いつも何をどう見れば楽しめるのかがイマイチよくわからへんだ。 この本は、仏像を見る視座を与えてくれる。「こういう楽しみ方もあるんだ〜」みたいな。

 ついでに、同じ系統(?)で、「ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行」都築響一 ちくま文庫 1800円 というのも購入。
 見仏記が、いとうせいこうが理屈をこねくり回すのに比べ、こちらは日本中の珍スポットを写真入りで紹介する、理屈抜きに楽しめる本。ツッコミどころ120%。
 おまけに、これがちくま文庫から出ているっつうのもミソ。一見かたぶつな同文庫だが、探せば奇書が多そうな気がしてきた。

評価→○。両書を読んで旅に出よう。

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