(前書き)
今日はちょとまじめに、思春期気分で、ペンネームの由来など・・・。

ショートポエット?「いのち尽くし」

「さらけ出す」という言葉が好きだった。
 さらけだしさえすれば、何かが変わると信じ込んでいた。
 さらけ出しているように見える人が羨ましかった。
「あるがままに」という言葉に憧れた。
 あるがままに、自然体で、素直に、無邪気に、自分の心にしたがって。

 電話ではきつく言うくせに、面と向かうと愛想が良くなる男が苦手だった。
 面と向かうとつれないくせに、メールだと優しい言葉の女なんてオタンコナスだ。

「書くことは逃げること」
 大学時代の恩師が言った言葉。

 コミュニケーションの形は数あれど、
 面と向かって相対峙するのがニンゲンのアカシ。
 あるがままに自分をさらけ出す、必要はない。
 あるがままに自分をさらけ出そうとしてもがき苦しみ、結局できないがそれでもあきらめずにトライするのが人間である証。  
 あるがままに自分をさらけ出さない強さをもつのも人間である証。

 今日もへこたれない。でも、時にはへこたれたりする。
 強さと弱さ。時には弱さから目を背けたりもする。

 ただ日々心に誓うのは、ひたすら、ひたむきに、一心不乱に、限りある、いのちを尽くすこと。

 キャッチコピーは、「いのち尽くし」。

 砂が流れるようにさらさらと過ぎてゆく日々。
 いのち尽くしの轍がポツン。
 存在と不存在の境界線上のせめぎ合いのように。

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